(マネジメント・イノベーショングループ)
シーメンス社はドイツの電機及び電機エンジニアリングのコングロマリットで、売上高が約752億ユーロ(約10.3兆円)と日立と相似性が高い企業です。2004年度の純利益率は4.5%となっています。日立グループへの示唆を得るべく、同社の経営方法および企業改革について調査研究を行い、下記3点の特徴を抽出しました。
| 事業部門の高い独立性と強い本社機能 | 同社の事業部門は事業の執行について独立した強い権限をもつ一方で、CEOを中心とする経営委員会が経営企画室をブレインとして企業戦略を描く。経営委員会は事業部に対して目標を示し、厳格に結果を求める。事業部門の評価に際してはEVARを基に信賞必罰を徹底している。 |
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| 縦(事業)と横(市場)のポートフォリオ強化 | 世界でトップポジションを得るため、事業については、買収・提携によって強化し、不採算の事業については、売却・撤退を行う。この「集中と選択」の原則を確実に実行することによりポートフォリオを強化。市場についても、自社の有利なドイツ・欧州圏でプレゼンスを確保する一方で、企業買収により米国市場は進出。 これにより、ドイツのドメスティック企業から、ドイツ・欧州・米国の三極体制によるグローバル企業に転換した。 |
| 「トレンドセッタ」となるための研究開発 | 「トレンドセッタ」とは「新技術、デファクト・スタンダード、市場で不可欠な特性を持った企業」であり、IBM等が挙げられる。シーメンス社はできるだけ多くの分野で「トレンドセッタ」になるため、研究開発に注力している。 |



